WindowsでCLionを使ったC++実行環境を構築

WindowsでCLionを使ったC++実行環境を構築

May 1, 2019
競技プログラミング
c++, chocolatey, CLion, windows

最近、外でも作業できるようにSurface Goを購入しました。 AtCoderとかできるようにC++の実行環境を用意したのでその覚え書きです

chocolateyのインストール

これがないと始まりません。 macでいうbrew, debianでいうapt-get的なパッケージ管理ツールです

インストールは簡単です。下記URLにアクセスしてください https://chocolatey.org/install

Install with cmd.exeと書かれたコマンドをコピーします

これを実行するためにコマンドプロンプトを開きます 左下の虫眼鏡でcmdとタイプすれば候補でコマンドプロンプトが出るので右クリックして管理者として実行で開いてください

英語版だけで

モーダル出たらYesを押してください

コマンドプロンプト開いたら、先ほどコピーしたコマンドをペーストして、Enterすればchocolateyがインストールされます

GCCのインストール

C/C++のコンパイラを入れていきます いくつか候補ありますが、chocolateyで簡単にインストールできるMinGWを使います

コマンドプロンプトで以下のコマンドをたたいてください

choco install mingw

途中でDo you want to run the script?([Y]es/[N]o/[P]rint):と聞かれたら、yをタイプしてEnterしてください

CLionのインストール

最後にエディタ(IDE)をインストールします。 これもいくつか候補がありますが、僕はIntellijが好きなので、同じJetBrains製品であるCLionを使います(30日間は無料で使えます、そのあとは課金が必要です)

https://www.jetbrains.com/clion/

にアクセスして、GET FREE 30 DAY TRIALをクリックするとインストーラーがダウンロードされますので、それをつかってインストールしてください。

初回起動時には、ライセンスを聞かれます。ひとまずTrialを選択しておきましょう。(気に入ったらライセンス購入しましょう)


chocolateyを使ってインストールでもよいですよ https://chocolatey.org/packages/clion-ide

CLionのセットアップ

環境の設定をしちゃいましょう

Ctrl + Alt + sを押すと、setting画面が表示されるので Build, Execution, Deployment -> Toolchainsを選んでください

そしたら右のYou can add MinGW, cygwin...と書かれているところのMinGWをクリックします

そしたら自動でファイルの場所を探してくれるので、読み込み終わってすべてにチェックマークつけば、ApplyしてOKを押します

テストプロジェクト作成

設定終わったので試してみましょう

CLionのメニューからFile -> New Projectを選択します

C++ Executableを選択して、Createします

CMakeの読み込みが完了するまで少し待ちましょう

終わったらShift + Fn + F10で実行できます

C:\Users\user\CLionProjects\untitled\cmake-build-debug\untitled.exe
Hello, World!

Process finished with exit code 0

と表示されたらOKです